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学校の先生宛の封筒の書き方は?担任や校長先生への手紙の宛名やマナーも解説

学校の先生宛の封筒の書き方は?担任や校長先生への手紙の宛名やマナーも解説

学校の先生へ手紙を出す際に、封筒の宛名や敬称で迷ったことはありませんか?

この記事では、そんな「学校の先生宛の手紙の書き方」をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 担任の先生宛や校長先生に失礼のない宛名の書き方
  • 封筒選びや記載時の注意点

などを中心にご紹介していきます。

読み終わる頃には疑問がスッキリ解消され、自信をもって学校の先生宛に手紙を送れるでしょう!

目次

学校の先生宛の封筒の書き方

紅茶とペンと紙の画像

学校の先生へ手紙を送る際の封筒の記載方法について、詳しく解説していきます。

学校の先生宛の封書の書き方ポイント

  • 宛名や敬称の一般的なルール
  • 担任の先生宛
  • 校長先生や教頭先生宛
  • 縦書き・表書きの書き方の違い

正しい書き方を学びましょう!

宛名や敬称の一般的なルール

敬称と宛名は「誰に向けたものか」によって使い方が異なります。

宛名が個人の場合

宛名が個人なら、敬称は「様」を使用すること。

〒123-4567
東京都港区〇〇1-2-3
株式会社〇〇
営業部 部長 佐藤一郎 様

宛名が企業や団体の場合

宛名が企業・学校・組織なら、敬称は「御中」を使用すること。

〒123-4567
東京都世田谷区〇〇1-2-3
〇〇学校 教務課 御中

意外と混合しやすいので注意してくださいね。

たまに聞く間違いとしては、「株式会社〇〇 人事部御中 〇〇様」と部署名に御中、名前に様をつけるケースがあります。

よくわからなくなった際は「宛名は個人か?組織か?」を改めてじっくり考えてみましょう。

正しい書き方

  • 株式会社〇〇 御中 (企業宛)
  • 株式会社〇〇 人事部 田中太郎 (個人宛)

担任の先生宛

担任の先生宛に送る場合、敬称は「様」ではなく「先生」を使用するのが正しいマナーです。

見本

  • 田中太郎 先生
  • 田中太郎 様

学校関係者への敬称は少し特殊で、ビジネス文書などで一般的な「様」とは使い分ける必要があります。

間違えて「様」をつけてしまうと、相手に違和感を与えてしまう場合もあるため注意が必要です。

また、担任の先生のフルネームがわからない場合には、「〇年〇組 担任先生」といった書き方でも差し支えありませんよ。

ただし、可能であれば先生のお名前を事前に確認し、フルネームで記載することが望ましいです。

学校を通じて担任の先生へ書類などを届ける場合は、より詳しく情報を記載する必要があります。

特に同じ姓の先生が複数名在籍しているケースでは、宛先が曖昧だと誤配の原因になるため、学校名・学年・クラス・先生の名前までをしっかりと明記しましょう。

見本

〒123-4567
東京都千代田区〇〇町1-2-3
〇〇学校
3年2組 担任 田中太郎 先生

このように書いておけば、間違いなく目的の先生に届きやすくなります。

さらに、封筒の表面に記載する際は学校名役職氏名の順に書き、文字の大きさや配置にも気を配るとより丁寧な印象を与えられますよ。

書く順番も参考にしてくださいね!

校長先生や教頭先生宛

校長先生や教頭先生宛には学校名・先生の名前・役職名の順番に記載しましょう。

校長先生や教頭先生に手紙や書類を送る際には、宛名の記載順に十分注意を払いましょう。

これは、受け取る相手に対して敬意を示す基本的なマナーであり、公的なやり取りの場面でも通用する一般的な書き方になります。

たとえば、「〇〇学校 田中一郎 校長先生」というように、まず所属先である学校名を記載し、その次にフルネーム、最後に役職名を添える形が望ましいです。

役職名を抜かしてしまうと、誰に宛てた手紙なのかが不明確になってしまう場合があるため注意しましょう。

また、「校長先生」「教頭先生」という言葉自体が敬称にあたるため、「」などの他の敬称を重ねて使わないようにすることも大切なポイントですよ!

マナー違反

田中 太郎 校長先生 様

相手に対する敬意と配慮を表すためにも、「学校名・名前・役職名」の順番を正しく守って、丁寧に記載することを心がけましょう。

正しい書き方

  • 〇〇学校 田中太郎 校長先生
  • 〇〇学校 田中太郎 教頭先生

フルネームがわからないときは「〇〇学校 校長先生」でも大丈夫!

ですが、なるべくならフルネームを調べて、きちんと記載したほうが無難でしょう。

縦書き・表書きの書き方の違い

封筒の縦書きや表書きは、それぞれのマナーに従いましょう。

縦書きのマナー

  • 文字を上から下へ、行を右から左へと書き進める。
  • 句読点は文字の右下に打つ。
  • 数字は基本的に漢数字を使用する。
  • 郵便番号や電話番号などには、算用数字(1、2、3)が適切な場合もある。

表書きのマナー

  • 宛名:中央に最も大きく書く。
    • 敬称(様、御中など)をつける。
  • 住所:宛名の右側に、宛名よりやや小さく、都道府県から省略せずに書く(番地は漢数字)。
  • 差出人: 封筒の裏面中央下部、または表面の左下に宛名より小さく書く。
  • 敬称: 個人宛は「」、会社や部署など組織宛は「御中」を使う。

横書きよりも縦書きのほうがより丁寧な印象になるため、学校への表書きは縦書きにしましょう。

学校の先生宛の手紙封筒のマナー

学校の教室の画像

先生宛の手紙を送るときに気をつけたい封筒のマナーを解説します。

学校の先生宛の書き方マナー

  • 封筒の選び方
  • 中身の入れ方
  • 封の仕方
  • 返信用封筒を入れる場合

封筒の選び方や正しいマナーを確認しましょう!

封筒の選び方

色は白色・サイズは内容物が折り曲がらないものを選びましょう。

白は清潔感があり、フォーマルな印象を与えるため、学校関係のやり取りにおいて最も無難で安心な選択です。

どうしても白以外を使用したい場合は、淡い色や薄いパステルカラーなど、控えめで上品な色合いを選びましょう。

次に、封筒のサイズについてです。

封筒は、中に入れる書類が折り曲がらず、きれいな状態で収まるサイズを選ぶことがマナーとされています。

おすすめのサイズ

  • 長形3号(120×235mm) は、A4用紙を三つ折りにしてぴったり入るサイズ。
  • 長形4号(90×205mm) は、B5用紙を三つ折りにして入れたいときに便利。

内容物の大きさに応じて、「角形」封筒(折らずに入れるタイプ)を使うのも一つの方法ですよ!

封筒の選び方一つでも気遣いが伝わるので、丁寧に選びましょう。

中身の入れ方

中身(書類)の向き順番を整えましょう。

封筒に書類を入れる際は、ただ入れるだけではなく、向きや順番にまで気を配ることで、相手に丁寧な印象が与えられます。

ビジネスやフォーマルなやりとりでは、こうした細かい気配りが信頼感につながるので大切にしましょう。

書類は同じ向きでそろえる

封筒を開封したときに、受取人がそのまま自然な流れで読めるよう、宛名面と文字の向きを一致させましょう。

封筒を開けた瞬間にスムーズに読める配置は、受け取った側にとってもストレスがなく、好印象ですよ。

書類が複数ある場合は、重要なものを上に

複数の資料を同封する場合は、もっとも重要な書類や、最初に読んでほしい書類を一番上に配置しましょう。

送付状を添えるとさらに親切

書類の枚数が多い場合「送付状」をつけるのがおすすめです。

送付状には、同封した書類の内容や枚数などを簡潔に記載します。

これにより、受け取った相手が「何が」「なぜ」送られてきたのかをすぐに理解でき、確認作業もスムーズに進みますよ。

受け取る側の気持ちを考える配慮が大切ですよ。

封の仕方

封の仕方は「のり」「封字」で丁寧さを演出しましょう。

封じ目に書く文字を「封字(ふうじ)」と言います。

これは「途中で誰にも開封されていません」という印になり、正式な書類によく用いられるのが特徴です。

〆(しめ)

  • 最も一般的に使われる封字であり、「締」の略字のこと。
  • 日常的な手紙からビジネス文書まで幅広く使用可能。

封(ふう)

  • 「〆」よりも少し丁寧な印象になる。
  • 重要な手紙や、目上の方への手紙にも使用可能。

封字を書く位置は封筒のフラップを閉じた、その閉じ目の中央に書きます。

封の仕方はテープではなく、「のり」を使用することを推奨します。

なぜなら、「のり」のほうが丁寧な印象を与えるから!

テープで止める場合もマナー違反とは言いませんが、正式な書類を送付する際は「丁寧感」を大切にすることを推奨します。

返信用封筒を入れる場合

返信用封筒には、あらかじめ返信先の住所・名前・切手・敬称を記入しておきましょう。

何かを郵送する際に、相手からの返信が必要な場合は「返信用封筒」を同封するのがマナーです。

返信をスムーズにしてもらうために、あらかじめ必要な情報をしっかりと記入しておきましょう。

市役所の返信用封筒の書き方では、マナーや注意点も詳しく解説しているのでこちらも参考に♪

返信先の住所・名前を記入する

返信用封筒には、自分の住所名前をあらかじめ記載しておくことが基本です。

相手に手間をかけさせないための配慮として、これだけでも印象が大きく変わります。

とくに企業や学校など忙しい相手に返信をお願いする場合は、このような心遣いが丁寧な対応として評価されますよ。

切手も忘れずに貼る

返信用封筒には、必要な郵便料金分の切手をあらかじめ貼っておくことも大切なマナーです。

返信の際に切手を用意する手間がかからないようにすることで、スムーズなやり取りが可能になります。

なお、料金不足にならないよう、返信される書類の厚みや重さに応じて適切な金額の切手を選びましょう。

敬称は「行」または「宛」を使う

敬称として「行」または「宛」を記入するのが一般的なルールです。

  • 団体名や部署名(例:〇〇学校、△△会社)には「行」
  • 個人名(例:〇〇先生、△△様)には「宛」

といったように、宛てる相手の立場に応じて使い分けましょう。

敬称は訂正できるように配慮する

相手が封筒を使うとき、「行」や「宛」を二重線で消し、「様」や「先生」などの適切な敬称に書き換えるのが慣習です。

そのため、あらかじめ敬称は小さめに書いたり、相手が訂正しやすいように配慮しておくとより丁寧と言われています。

返信用封筒の書き方は間違いが起こりやすい箇所なので、くれぐれも注意しましょう。

学校の先生宛の封筒の書き方でよくある間違いと注意点

封筒の画像

学校の先生宛の封筒の書き方でよくある間違いと注意点は主に2つあります。

敬称の併用はしない

「◯◯学校御中 田中太郎様」といった「御中」「様」を併用するのは間違いなので要注意!

企業や学校宛には「御中」のみ、担任の先生など個人宛には「様」のみの使用となります。

丁寧さを意識するあまり、つい「御中」と「様」を無意識に一緒に使ってしまう事例が多いようです。

「ビジネスマナーを知らないのでは…?」と思われないためにも、使いわけには十分注意しましょう。

よくありがちなミスなので気をつけたいですよね。

二重敬称はNG

「先生」と「様」は二重敬称になるので同時に使用しないこと!

たとえば、「田中太郎先生 様」二重敬称となり、NGマナーになります。

「先生」がすでに敬称なので、くれぐれも「様」をつけないようにしましょう。

敬称ってなかなか難しいですよね〜。

学校の先生宛の封筒の書き方に関するよくある質問

ペンと紙と花が一緒に写っている画像

学校の先生宛の封筒の書き方に関するよくある質問をご紹介します。

よくある質問2つ!

  • 校長先生の宛名で名前がわからない場合はどうする?
  • 病院の医師の先生への宛名の敬称は変わる?

学校の先生と病院の先生の違いが気になる!

校長先生の宛名で名前がわからない場合はどうする?

校長先生の名前がわからないときは「校長先生」と記載すればOKです!

校長先生の名前がわからない場合は「〇〇学校 校長先生」と学校名と役職名だけでも大丈夫ですよ。

ただし、可能であれば学校に問い合わせやHPで調べてみましょう。

名前が書いてあるほうが丁寧ですもんね!

病院の医師の先生への宛名の敬称は変わる?

医師への宛名の敬称も基本的には「先生」を使用しましょう。

病院の先生宛に使う敬称も、学校の先生宛と同じで基本的には「先生」になります。

具体例

〒123-4567
北海道札幌市〇〇区1-2-3
〇〇クリニック
内科 山田花子 先生

医師の先生も学校の先生も同じパターンで覚えやすい!

患者側から病院の先生への宛名の書き方は、学校の先生宛と同じと覚えておけば大丈夫です。

そして、医療業界ではその業界ならではの独特な敬称も存在するみたいですよ。

たとえば、こちら!

業界によって、使う敬称が違うこともあるんです!

学校の先生宛封筒の正しい書き方まとめ

「学校の先生宛の封筒の書き方」や「担任や校長先生への手紙の宛名やマナー」を中心に解説しました。

気をつけたいポイントはこちら!

  • 「先生」と「様」を同時に使うのは避ける。
  • 団体宛ては「御中」、個人宛ては「様」だけでOK!
  • 返信用封筒には、返信先の住所・名前・切手・敬称を記入する。
  • 封筒の書き方は「学校名・先生の名前・役職名」の順番にする。
  • フルネームがわからないときは「担任先生」や「校長先生」でもOK!
  • 学校への表書きは縦書きにする。
  • 封筒の色は白色・サイズは内容物が折り曲がらないものを選ぶ。
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