「どうしよう…妊娠報告を職場に伝えるのが気まずい」
そんなことを働く女性なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか？
本来なら「おめでたい」はずの妊娠報告ですが、伝え方やタイミングを間違えると、職場でトラブルを招く原因になります。
できれば、職場での良好な関係を築きながら、スムーズに産休・育児休暇に入りたいですよね。
「妊娠報告を職場にするのが気まずい…」と悩んでる方は、ぜひ参考にしてくださいね！
妊娠報告を職場でするのが気まずい原因は？
妊娠報告を職場にするのが気まずいと感じる原因はさまざまですが、以下の理由が多いと考えられます。
妊娠報告を気まずいと感じる原因4つ！
- 怒られるかもしれない
- 報告するときの言い方がわからない
- 人間関係に影響がでるかも
- 周りに迷惑をかけるかも
怒られるかもしれない
たしかに妊娠による身体の変化や体調不良で、今までのように働けず、周りに迷惑をかけることはあるかもしれません。
しかし、基本的に妊娠は喜ばしい出来事です。
妊娠を職場に報告するタイミングや伝え方を工夫すれば、怒られる心配は低いと考えて大丈夫でしょう。
報告するときの言い方がわからない
妊娠報告するときの言い方に悩む人は多いと思います。
まず、妊娠周期・出産予定日・産休開始日や体調の状況などを簡潔に伝えることを心がけてください。
次に、感謝の気持ちを伝えることで、相手に前向きな姿勢と安心感を与えましょう。
最後は、引き継ぎなど今後の業務に関する話・復職の時期についての流れで相談することをおすすめします。
職場への妊娠報告は3点セット方式と覚えてくださいね
人間関係に影響がでるかも
職場への妊娠報告で特別扱いされ、「今の業務から外されてしまうのではないか？」「職場の輪から遠ざけられるのでは？」といった心配の声をよく耳にします。
この疎外感や孤立感を解消するには、職場でのコミュニケーションを増やし、妊娠中でもできる業務範囲を明確に伝えることが有効ですよ！
伝え方の具体例！
- 「体調は良好なので、今まで通りの業務量で問題ありません！これからも引き続きよろしくお願いします。」
- 「この業務内容は最後まで責任をもって担当したいと思います。」
- 「重たいものを持つときは、お手伝いしていただけると助かります。」
- 「〇〇の業務は身体に負担がかかるので、ご配慮いただけると幸いです。」
といった積極的な姿勢や事前に協力をお願いしたいことを明確にしておくと、周りも受け止めやすくなるでしょう。
孤立感や疎外感が嫌だからと、妊娠中の体調面での無理はくれぐれも禁物ですよ！
周りに迷惑をかけるかも
妊娠による体調不良や業務の制限などで、周りに迷惑をかけることに躊躇してしまうのは自然なことでしょう。
とくに立ち仕事や重たい荷物を運ぶ必要がある職場では、身体への負担が心配ですよね。
きちんと職場に妊娠報告することで、周りのフォローも得られやすくなり、ご自身の身体の負担も軽減されますよ。
「気まずい」と思わず、周りに頼ることも積極的に検討してみてくださいね！
妊娠報告を職場でするのが気まずいときの解決策
妊娠報告を職場でするのが気まずいときの解決策をご紹介します。
妊娠報告を職場でするのが気まずいときの解決策5つ！
- 妊娠何週目で職場に報告するか
- 信頼できる上司や仲間に報告
- マタニティハラスメントは記録を忘れない
- どこまで報告するか
- 報告するときの例文
妊娠何週目で職場に報告するか
職場に妊娠報告するときの目安周期！
- 体調に問題がない場合：妊娠16〜20週目前後
- 体調に懸念がある場合：赤ちゃんの心拍確認以降
妊娠何週目で職場に妊娠報告するかは賛否両論あります。
一般的に、妊娠5ヶ月目以降の職場報告が流産のリスクも軽減するため、無難であると考えられています。
しかし、妊娠初期はつわりなどの体調不良が顕著に出やすく、業務に支障をきたすことも多いですよね。
したがって、以下の場合は安定期を待たず、早めの妊娠報告も検討しましょう。
早めに職場に妊娠報告したほうが良い場合
- 妊娠に関する体調面の不安が強い
- 周りにサポートしてもらいたい理由がある
- つわりが重い
不要な混乱を避けるためにも、職場への妊娠報告の時期に関しては、体調や業務の状況を考えなら決めましょう。
繁忙期などの職場のスケジュールも考慮して報告時期を考えるのも、喜ばれますよ！
信頼できる上司や仲間に報告
妊娠報告は、職場の人間関係に大なり小なり影響を及ぼします。
そのため、報告する相手やタイミングを慎重に判断しましょう。
まずは、直属の信頼できる上司に対面で妊娠報告するのが一般的に良いとされています。
なぜなら、上司は部下をマネジメントすることも業務の一環なので、妊娠という大きなライフイベントはしっかり把握しておく必要があります。
さらに上司に妊娠報告することで、妊娠によるトラブルの際のサポートや理解も得られやすくなるでしょう。
上司への妊娠報告が終わった後は、タイミングを見極めながら、チームで仕事をしている同僚にも報告しましょう。
ただし、なかにはこんな意見もあるので注意が必要ですよ。
職場への妊娠報告、上司にはすぐ報告で同僚には安定期入ってから〜って人が多いけど無理じゃね？みんなの上司ってそんなに口固いの？うちの上司や同僚は口の軽い奴らばっかりで本当はギリギリまで言いたくない（まだ妊娠すらしてないが…）
— まんぷく丸@初マタ28w (@manpuku_mojyo) January 21, 2024
妊娠報告はとてもデリケートなことなので、口が軽いのは本当に困りますよね…。
一般的なおすすめは上司の次に同僚の順番ですが、上司の性格や社内の文化などを加味して臨機応変に対応しましょう。
マタニティハラスメントは記録を忘れない
多くの職場では、妊娠報告をした際に「おめでとう」と祝福される場合がほとんどです。
しかし、中には妊娠報告をした途端に「退職の圧力」や「嫌がらせ」といったマタニティハラスメントされることも…。
ハラスメントを受けたときは、くれぐれも感情的にならず、記録して証拠をしっかり残してください。
まずは日記や録音で記録をとるのが望ましいでしょう。
マタニティハラスメントがエスカレートする場合は、人事部や都道府県労働局、ハラスメント相談室といった第三者機関に相談することも検討してください。
マタニティハラスメントは禁止行為です。
決して1人で泣き寝入りしないでくださいね！
どこまで報告するか
妊娠はプライベートなことなので、職場全員が必ず知らなくてはならないことではありません。
そのため、「これが正解」というものはないので悩んじゃいますよね。
妊娠報告ってどこまでの人に言えばいいかな〜🥲🥲
— ａｍｅ (@__amefeb07) March 10, 2025
妊娠報告の範囲に迷ったときは、上司に素直に相談してみましょう。
上司しか知り得ない情報があったり、新しい視点を教えてくれたりと、状況に応じた的確なアドバイスをくれるかもしれません。
ちなみに私が以前勤めていた職場では、直接関わりがない部署への妊娠報告は、産休に入る直前までしませんでした！
報告するときの例文
前述の通り、職場への妊娠報告の伝え方のコツは妊娠報告・感謝の言葉・今後の業務についての3点セットがおすすめですよ。
以下の赤字の部分をアレンジしてぜひ職場で活用してくださいね。
実際に使える具体的な例文！
今、少しお時間よろしいでしょうか？（タイミングの確認）
いつも親切にご指導いただき、ありがとうございます。（感謝の言葉）
実はこの度妊娠がわかり、現在◯ヶ月になります。
出産予定日は◯月◯日頃の予定なので、産休は〇〇頃になるかと思います。（簡潔な妊娠報告）
現在の体調は安定しており、仕事に影響はありません。
今後に備えて、引き継ぎ作業や復職時期のご相談をしたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。（今後の業務の話）
職場の状況に応じて、ぜひアレンジしてくださいね！
妊娠報告後の職場で気まずい状況を避けるコツとポイント
妊娠報告の仕方によっては、今後の職場の人間関係に影響を及ぼすので用心したいところですよね。
ここからは、妊娠報告後の職場で気まずい状況を避けるコツとポイントをご紹介します。
妊娠報告後の職場で気まずい状況を避けるコツとポイント6つ！
- 心拍確認前や流産の可能性がある時期は避ける
- 自分の意思を明確に伝える
- 同僚への気遣いは忘れない
- 妊娠は自然なことと理解する
- 全てを1人で抱え込まない
- 引継ぎ計画を早めに立てる
心拍確認前や流産の可能性がある時期は避ける
新しい命が芽生えたことは大変素晴らしいことですが、必ず安全に出産できる保障はありません。
流産のリスクは、ある一定の割合で起こります。
職場への妊娠報告を早めにする必要がなければ、心拍確認前や流産の危険性がある時期は避けましょう。
万一流産してしまった場合、とてもデリケートな問題なので、周囲もどう対応すべきか迷うことでしょう。
お互いに気まずい思いをしないためにも、妊娠報告のタイミングは見極めましょう。
自分の意思を明確に伝える
最近は昔と違い、妊娠・出産しても働き続ける女性が多くなりました。
とはいえ、本人から「妊娠中も出産後も働く意思」を確認できない限り、企業側は真意を分かりません。
働き続ける意思を早めに伝えることで、不要な憶測や誤解も防げるので明確に伝えましょう！
きちんと働き続ける意欲を見せることで、前向きさや責任感がある印象も与えられますよ！
同僚への気遣いは忘れない
妊娠報告は嬉しいイベントですが、同僚の状況によっては素直に妊娠を喜べない可能性もあります。
たとえば、不妊治療中などです。
でも妊娠は本当に尊くてめでたいことなのに、友達の妊娠を心の底から喜べない自分にも嫌気差す、不妊治療してるのがえらいとかすごいじゃなくて、苦労せずに妊娠できる身体であることが羨ましいよ
— ぷりん@1人目妊活🌱 (@xxxpurin23) April 10, 2025
不妊治療中であることを伏せている同僚もいるかもしれません。
職場での妊娠報告の際は、周りへの気遣いを忘れないようにしましょう。
妊娠は自然なことと理解する
妊娠したことで「迷惑をかけるかもしれないから気まずい」という罪悪感を抱く場合がありますが、罪悪感は不要ですよ。
妊娠というライフイベントは大変喜ばしいことです！
妊娠は自然なことであり、せっかくなら妊婦ライフを思いっきり楽しむというポジティブな気持ちで受け止めましょう！
全てを1人で抱え込まない
妊娠中は予期せぬトラブルに見舞われるなど、自分1人では対応できないことも増えやすいです。
周りに頼り、協力しながら進めていくことを念頭におきましょう。
友人は妊娠中に周りに甘えるスキルを習得し、ビジネスコミュニケーションのレベルがアップしたようですよ！
引継ぎ計画を早めに立てる
引き継ぎを円滑に進めることは、信頼関係の維持と業務の効率化において非常に重要です。
こういったトラブルを未然に防ぐためにも、計画的で時間にゆとりをもった引継ぎ計画が必要になりますよ。
引継ぎスケジュールのポイント！
- 妊娠報告のときに引継ぎスケジュールを上司に事前に相談
- 優先順位が高い順にリスト化する
- 引継ぎの説明は親切に丁寧に行う
- 引継ぎ相手への感謝をきちんと伝える
ご紹介した引継ぎスケジュールのポイントをぜひ参考にしてみてくださいね！
妊娠報告を職場でするのが気まずい原因や解決策まとめ
職場での妊娠報告は緊張したり、気まずいと感じやすいシチュエーションだと思います。
今回ご紹介したポイントやコツを参考に、「妊娠報告を職場でするのが気まずい…」という気持ちが和らげば嬉しいです！
妊娠報告を気まずいと感じる解決策ポイント！
- 妊娠報告はタイミングと報告する相手の順番が大切
- 安定期を過ぎてからの報告が無難
- マタニティハラスメントは記録する
- 引継ぎは早めに丁寧に行う
- 妊娠報告時に自分の意思表示をきちんと示す
- 妊娠報告時と引継ぎの際は感謝と具体性を伝える
スムーズな妊娠報告で、今後の職場での人間関係も良好に続くことを願っていますね！