ミルク汚れが時間がたったときの落とし方は？おすすめ洗剤や注意点を解説

「衣類に付いたミルク汚れ、時間がたったらなかなか落ちない…」そんな経験はありませんか？

気づいたときには手遅れかも…と諦めかけてしまう、頑固な汚れ。

ミルク汚れの落とし方が分からず、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな悩みを解決すべく、手軽で簡単な落とし方をご紹介します。

記事の概要

• 時間がたった黄ばみなどにおすすめの洗剤
• ミルク汚れを目立たせない工夫

など、すぐに役立つ情報をまとめているので、ぜひ最後まで一読ください。

ミルク汚れが時間がたったときの基本の落とし方

ぬるま湯につけて、次にもみ洗い、最後に洗濯機で洗う落とし方がおすすめです。

適切な手順で対処すれば、ミルク汚れは比較的簡単に落とすことが可能ですよ！

準備するもの

• ゴム手袋
• 浸け置きできる容器（洗面器など）

落とし方

時間がたった汚れは、この4ステップが落とし方の基本となります。

時間がたったミルク汚れ・黄ばみにおすすめの洗剤

汚れの特性に合わせた洗剤を選ぶことが重要です。

時間が経過した汚れや黄ばみには、残念ながら普通の洗剤では対応しきれないことも…。

そのため、洗剤選びが大切になります。

衣類の素材や汚れの程度に応じて、最適な洗剤を選ぶことで頑固な汚れも落とせる可能性が高まりますよ。

ミルク汚れ・黄ばみにおすすめの洗剤

• オキシクリーン
• ウタマロ
• 重曹
• ワイドハイター

オキシクリーン

オキシクリーンは酸素の力で汚れを分解し、漂白効果が期待できます。

酸素系漂白剤であるオキシクリーンは繊維の奥に入り込んだ汚れや黄ばみを浮き上がらせてくれるのが特徴！

使用方法

肌に直接触れると手荒れを起こす可能性があります。

使用時にはゴム手袋を着用しましょう。

ウタマロ

ウタマロは、部分洗いに有効なアイテムです。

効果的な理由は、汚れた箇所に直接塗り込んで使用できる手軽さにあります。

使用方法

ウタマロはピンポイントの汚れに強いので、頑固な汚れに優秀ですよ。

重曹

弱アルカリ性である重曹はミルク汚れと相性がよく、効果が高いです。

実は、ミルクの主成分は酸性のタンパク質。

そのため、アルカリ性である重曹が中和して、汚れが落ちやすくなる効果があるんです！

使用方法

ただし、重曹には研磨効果があるため、デリケートな素材や生地を傷めないよう注意しましょう。

ワイドハイター

シミや黄ばみに万能なワイドハイターは、浸け置き時間に注意しましょう。

脱色効果が高いので、長時間の浸け置きによる落とし方はNGです！

使用方法

ミルク汚れが時間がたって黄ばむ・落としにくくなる理由

黄ばんだり、汚れが落ちにくくなったりするのには、いくつかの理由があります。

黄ばむ・落としにくくなる理由

• たんぱく質の変性
• 脂質の酸化
• 乳糖やミネラルの影響

たんぱく質の変性

ミルクに含まれるタンパク質の変性が汚れを落としにくくします。

タンパク質は、熱・乾燥や時間の経過などによって「変性」という現象を起こします。

変性したタンパク質は繊維の奥深くに絡みつくように固着するため、汚れが落ちにくくなる原因に…。

特に乾燥すると、この変性は進みやすく、汚れはより落ちにくくなると言われているので注意しましょう。

脂質の酸化

ミルクに含まれる脂質の酸化が黄ばみの要因になります。

ミルクには脂質が含まれており、これが空気中の酸素にさらされ、酸化するんですよ。

酸化した脂質は繊維に固着しやすくなり、黄色っぽいシミや頑固な黄ばみとなって現れます。

また、酸化した脂質は水に溶けにくいため、通常の洗濯による落とし方では綺麗になりません。

乳糖やミネラルの影響

ミルクに含まれる乳糖とミネラルも汚れを落としにくくしています。

ミルクには乳糖とカルシウムなどのミネラルも含まれており、これらが変質すると黄ばみの原因に…。

また、成分が繊維に付着すると、汚れをより落としにくくすると言われています。

ミルク汚れの時間がたったときの落とし方注意点

時間がたったミルク汚れの落とし方には、2つ注意点があります。

これらの注意点を押さえることで、ぐっと簡単に汚れが落とせますよ。

落とし方注意点

• 熱湯で洗うと落ちにくくなる
• 漂白剤の選び方に注意すること

熱湯で洗うと落ちにくくなる

熱湯を使用すると余計落ちにくくなるため、避けましょう。

その主な理由は、ミルクに含まれるタンパク質が熱によって変性し、汚れがさらに固まってしまうためです。

よって、40℃前後のぬるま湯を使用しましょう。

しっかり汚れを落とそうと思うあまり、熱湯を使いたくなるところですが、逆効果なので要注意ですよ！

漂白剤の選び方に注意

漂白剤を使用する際は、選び方と使用方法に十分注意する必要があります。

注意点

漂白剤を使用する際の確認事項

適切な漂白剤を選ぶことが、衣類を長持ちさせる上で重要です。

ミルク汚れが時間がたった後でも目立たせない工夫

日常生活の中でちょっとした工夫をすることで、ミルク汚れがついてしまっても目立たなくすることは可能です。

これらの工夫を取り入れることで、時間がたった汚れを最小限に抑えましょう。

目立たせない工夫

• 服選びの工夫
• 汚れたらすぐに洗う
• 外出時の応急処置

服選び

ミルク汚れがついても目立ちにくい色や柄を選びましょう。

目立ちにくい服

ベージュといった淡い色や、ネイビーやブラウンなどの濃い色の服は汚れが比較的目立ちにくいですよ。

また、細かな柄物やランダム模様などの服もシミが柄に紛れて目立たない効果を発揮できるでしょう。

お着替え用に何枚か「汚れが目立ちにくい服」を持ち歩くと安心ですよね。

汚れたらすぐに洗う

ミルクで汚れたら、できるだけ早く洗いましょう。

ミルクに含まれるタンパク質や脂質は、時間が経過するほど繊維に深く浸透し、固着してしまいます。

特にタンパク質は乾燥すると変性して非常に落ちにくくなり、脂質は酸化して黄ばみの原因に。

汚れてから時間が経てば経つほど、落としきることが難しくなります。

そのため、すぐに洗濯ができなくても、ぬるま湯か水ですすいでおきましょう。

外出時の応急処置

適切な応急処置が汚れを目立たせないための重要な工夫になります。

外出先で赤ちゃんがミルクを吐き戻したり、哺乳瓶から漏れたりして衣類が汚れてしまうことはよくありますよね。

応急処置によって汚れが繊維に深く染み込むのを防ぎ、固着を遅らせましょう。

外出時の応急処置

強くこすると汚れが広がるので、軽く叩くことが大切です。

ミルク汚れが時間がたったときの落とし方まとめ

ミルク汚れが時間がたったときの簡単な落とし方をご紹介しました。

落とし方や汚れを目立たせないためのポイントは以下の通りになります。