「今日はどうしても布団から出たくない・・・」誰でも経験がありますよね。

起きなきゃいけないと分かってるのに、どうしてこんな心理状態になってしまうの?
「布団から出たくない」の心理には様々な心理的・身体的要因があり、生活習慣も大きく関わってきます。
この心理背景を知れば、対処法も見つかりますよ!
この記事では、「布団から出たくない」の心理から対処法、打ち勝つ裏技までお伝えしていきます。
朝すっきり目覚めてすんなりと布団から出たい!という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
布団から出たくない心理とは?その理由


それでは、布団から出たくない心理について見ていきましょう!
考えられる心理的な理由は以下の5つです。
- 心地よくて安心感がある
- 寝不足で起きられない
- 日常生活のストレス
- 寒いから出たくない
- やるべきことを先延ばしにしたい
特に、寝不足で起きられない。
日常生活のストレスを感じて布団から出られなくなることは、みなさんも経験があるのではないでしょうか?
5つの理由についてもっと詳しく見ていきましょう!
心地よくて安心感がある
布団の中は程よく暖かくて、とても快適ですよね。
そんな快適な場所からは、でたくないなぁと誰しもが思うはず。
日ごろから疲れがたまっていたり、ストレスを抱えていたりすると出たくないという思いはより強くなります。
布団の重みが安心感を生んでいる?
なぜ布団は、あんなにも安心感を生み出すのでしょうか?
その理由は布団の適度な重さにあります。
布団の重みは適度に体を圧迫しますよ。
その圧迫感は、人から抱きしめられる感覚と似ているのです。
人は抱きしめられたり、抱きしめたりすると幸福感を感じると「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されます。



リラックス効果・安心感を与えてくれますよ。
安眠したい人は重めの布団がいいかもしれませんね。
寝不足で起きられない
寝足りないときってどうしても布団から出られないですよね。
老若男女多くの人が睡眠不足を感じています。
最新の健康調査の結果です。
令和4年に厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査を行っています。
すると男性は37.0%、女性では39.9%もの人が睡眠時間は6時間を下回るという結果でした。
現代には睡眠不足の原因となるものが多くあります。
その代表として挙げられるのが、スマホですね。
寝る前にスマホをいじっていると時間があっという間に溶けてしまいます。
布団に入ったらスマホは控えましょう!
日常生活のストレス
仕事や、人間関係、健康に財政状況など生きていくうえで様々な困難に直面しますよね。
生活の苦しさから逃げ出したいとき布団にくるまって閉じこもるという経験はありませんか?
私も時折そうやって現実逃避しますがなかなか布団から出られなくなってしまうのです。
ストレスを睡眠で解消しようとするメカニズムがある!
人間には「寝逃げ」という機能があります。
何か大きな悩みを抱えた時、睡眠によって脳の処理状況を最適化しようとする性質です。
みなさんもどこかに逃げ出したいという気持ちを感じた経験はありませんか?
精神的に限界を感じている時に強く思います。
逃げるための手段の一つが睡眠なので、布団から出たくない時は日常生活で強くストレスを感じているかもしれません。
寒いから出たくない
思わず、「それはそう」と言いたくなる理由です。
寒いから布団から出たくないきっとみなさんにも経験があることでしょう。
実は寒さも、体にとっては大きなストレスになるのです。
寒い時期は寒暖差が大きくなりがちですね。
寒暖差の切り替えが多く行われると、自律神経が過剰に働いてしまい疲労を感じるのです。
この症状を「寒暖差疲労」といい、冬場に特に多く起こります。
疲労はストレスの原因です。
寒いから布団から出たくない。
この心理も体がストレスを回避しようとしているサインだと言えますね。
やるべきことを先延ばしにしたい
寝ていれば勝手に解決する。
ありえないはずなのに布団にこもって現実逃避してしまいます。
この先延ばしもストレスを回避するための行動です。
しかし、先延ばしはやるべきタスクを溜めているだけで何の解決にもなりません。
やるべきことに追われる心理的不安が疲労の原因
先延ばしをすると、当然やらなければならないタスクがたまっていきます。
引用:GLOBISCAREER NOTE|先延ばし癖のある人は要注意!その原因と6つの改善方法
そうなると、「タスクが山積みであること」と「タスクを処理できていないダメな自分」という2つのストレスがかかり、常に仕事に追われている感覚に陥ってしまいます。
複数のタスクを抱えるだけで、脳は負担を抱え疲れていきます。
脳が疲労しているため、精神的なストレスもどんどん溜まるでしょう。
先延ばしにすればするほど、生活の質も下がっていってしまうのです。
ストレスを感じることで、余計に布団から出られなくなってしまう。
先延ばしを続けるとこのような悪循環に陥ってしまうのです。
布団から出たくない心理になる生活習慣


布団から出たくない心理がどのようなものか見てきました。
どうしてそんな心理状況になってしまうのでしょうか?
原因として考えられるのものの一つに、生活習慣があげられます。
しかし生活習慣といっても様々なシーンが思い浮かびますよね。
一体どんな生活習慣が、布団から出たくない心理を作り出すのでしょうか?
布団から出られない心理を作り出す生活習慣について探っていきます!
夜遅くの食事
食事をすると体温が上がります。
日中や、就寝時間の数時間前ならば体温が上がることは好ましいことです。
しかし就寝時間に近すぎると、体温が高まって体が活動状態になり寝付けなくなってしまいます。
また、消化の際にも多くのエネルギーを消費していますよ。
食事が夜遅くなると睡眠時に疲労回復に使うはずだったエネルギーが消化のために使われます。
すると疲労回復が中途半端になるため起きられなくなるのです。
特に炭水化物や甘いものには要注意!
夜に炭水化物や甘いものをたくさん食べると、就寝中に低血糖になり朝も血糖が低いままでエネルギー不足で起きられなくなります。
引用:gdm clinic|blog 朝起きられない2大原因
不規則な睡眠時間
夜更かしが続いたり、生活環境が変化したりして睡眠時間が不規則になったことはありませんか?
一度不規則になってしまった睡眠時間はなかなか直すことができません。
不規則な睡眠時間は、慢性的な睡眠不足を引き起こし、「睡眠負債」の状態に陥ります。
睡眠負債とは?
- 日中の居眠りが増える
- イライラしやすくなる
- うつ病といった重大な精神疾患を引き起こす原因に
睡眠不足は単純に、朝起きられず布団から出られなくなる、というだけではありません。
その他多くの心身の不調に繋がるものです。
健康を維持するためにも、規則正しい睡眠を心掛けたいですね。
活動量が足りない
質の良い睡眠をとるためには、日中の程よい運動が必要です。
おすすめの運動は…
- ウォーキング
- 水泳
- 軽いストレッチ など
無理せず行えるくらいの運動がちょうどいいでしょう。
時間は30分ほどで、汗ばんでくるくらいが目安です!



運動する時間帯も、朝早い時間より午後や夕方に行うとより良い睡眠に繋がりますよ。
運動時に筋肉が活性され、血流量や代謝が増加して体温が上がります。
平均体温が上昇すると、寝付きやすくなるだけでなく起床時の脳の活性もスムーズになるのです。
朝起きられないという人の多くに低体温の特徴がみられます。
体温が低いと体が動かしにくくなり、布団からも出られなくなってしまうのです。
カフェインの過剰摂取
皆さんもご存じの通りカフェインには覚醒効果があり、眠気を吹き飛ばして爽快な気分をくれますよね!
また眠気を覚ますだけでなく、適量のカフェインは集中力を高める効果もあります。
カフェインは適量で楽しもう!
健康な成人の場合、一日で2,3杯が適量です。
カナダの保健省では一日のカフェインの適切な摂取量を調査しています。
機関の調査によると、大人の場合400mgが適切な摂取量です。
しかし、過剰飲料するのは禁物です。
カフェインには中毒効果があり、不眠をはじめとした多くの体調不良の要因となってしまいます。
さらに毎日200~300mg以上のカフェイン摂取が続くと、カフェインに耐性が付き始めてしまうのです。
不眠以外にも、気分が落ち着かなかったり、手足が震えたりと様々な症状が出る恐れがありますよ。



カフェインの摂取は程々にしましょう。
ビタミンバランスの偏り
ビタミンバランスが偏ることで眠りが浅くなり熟睡できず目覚めが悪くなってしまうことがあります。
寝起きをよくして布団からすっきり出られるようにするために食生活を見直しましょう。
どうしても欠けてしまう部分はサプリメントなどで補ったりすることもおすすめです。
上質な睡眠とすっきりとした寝起きに役立つ食材はこちら
- 心身のリラックスに効果があるGABAを含む食材
- 発酵食品、キノコ類、トマトなど
- 睡眠ホルモンを作り出す食材
- 大豆製品、タンパク質、ばなな、穀類
- 睡眠ホルモンの吸収を助ける食材
- ひれ肉やささみなどの脂質の少ない肉類、青魚
これらを積極的に食事に取り入れたいですね。
布団から出たくない心理への対処法!すっきり目覚めるコツ





布団から出てすっきりと目覚めたい!
布団から出たくないけど出なければならない。
皆さんもそんな経験があるのではないでしょうか。
できるならすっきりと目覚めて、気持ちのいい朝を迎えたいですよね。
布団から出たくない心理を吹き飛ばす方法を調査しました。
布団から出たくないという心理を克服してよい一日を迎えましょう!
快適な室温に設定しておく
よりよい目覚めにはよりよい環境が大切です。
起きる時の部屋の環境を調整することもより良い目覚めを得るためのポイントですよ。
室温は20℃~22℃に設定が理想ですが、最低でも16℃は保ちましょう。
この時、布団を重ねて暖をとらないことが重要です。



布団を重ねすぎると寝返りが妨げられ、快適な睡眠を阻害してしまいます。
タイマー付きのエアコンがあれば、起床の1時間前に適温になるように設定しておくといいですね。
もしタイマーがない場合は、部屋が適温になるまで布団から出ずにこもってしまうのもいいかもしれません。
ちなみに季節によって適温は変化するので季節に応じた適温を設定するよう心がけるといいですね。
夏場は28度に設定すると体を冷やすことなく、スッキリ目覚めやすくなるでしょう。
カーテンを開ける
カーテンを開けて日の光を浴びる、というのは原始的ですが一番効果が感じられるかもしれません。
日光浴にもちょうどいい時間があります。
起きてから30分~60分以内に日光浴をすると効果的です。
日光浴の適切な時間は天候によって異なります。
- 晴れ 5分~10分
- 曇り 15~20分
日光を浴びることによって睡眠ホルモンが抑えられます。
そして体温を上げたり集中力を高めたりする、活動用ホルモンが分泌され快適に活動できるようになるのです。
直接日光を浴びなくても、日の光が差し込む明るい場所にいるだけでも効果がありますよ!
離れた場所に目覚ましを置く
どうしても布団から出なければならない時は、あえて手が届かない場所に置いてみましょう。
強制的に布団から出て無理やり起きることができるのです。
力技ですが意外と効果があります。
私もどうしても起きられないときは、布団から出なければならない理由を作っています。
スマンホホのアラーム数分おきにセットして、枕元に目覚まし時計置いて、更に遠くの机にもう一つ目覚まし時計をおくという完璧な布陣
— たな (@Thanatos_812) April 4, 2019
遠くに一個ずつ置くのもいいかもしれません。
心地の良い目覚まし音にする
確実に起きるためにアラーム音を強烈なものを設定することもあるでしょう。
しかし、確実に起きれるとはいえあまりに強烈なアラームはストレスになってしまうのです。
もし、起きる時にストレスを感じているならアラーム音を変えてみましょう。



気持ちよく起きるためには1,500~3,000ヘルツほどの大きさが最適ですよ。
おすすめのアラーム音はお気に入りの曲や、水の音、鳥の鳴き声などです。
THE TIME,おすすめのアラーム音が「リンダリンダ」www #thetime_tbs pic.twitter.com/0XbqIuveM0
— 中途半端, (@Chutohanpa1234) November 25, 2024
日課になる朝の楽しみを作る
楽しみな朝を迎える工夫例は…
- 美味しいものを用意する
- お気に入りの本を置いておく
- 気分の上がる散歩コースを用意してみる
このように朝起きるのが楽しくなるものを用意することで、億劫な朝が楽しくなりますね。
毎日限界で生きてる人間の朝起きるためのライフハック、起きたら枕元にあるパイの実を一個食べる(食べながら二度寝したことは無いので)、咀嚼と糖分で無理やり目覚めさせる、歯を磨かないままチョコ食べると口の中気持ち悪いのでもう起きるしか無い(このあとすぐ歯磨き)
— ウミノ🍥東1 エ22a (@umino0om) February 17, 2024
日中に適度な運動を心がける
適度に運動することは質の良い睡眠が得られるだけでなく、すっきりした目覚めにもつながるのです。
適度な運動にはリラックス効果があり心身の安定に効果があります。
質の良い睡眠には安定した精神状況が欠かせません。
また、運動が習慣づくことで生活習慣の改善にも効果があります。
睡眠と生活習慣は切っても切り離せない関係です。
整った生活習慣になることで健康的な目覚めも習慣づけられますね。
様々な生活習慣がありますが、睡眠も生活習慣そのものです。そして快眠は規則正しい睡眠習慣から生まれることを忘れてはいけません。どんなに健康的に運動をしても、バランスの良い食事を心がけても、布団に入る時刻が毎日ばらばらであれば、快眠は得られません。
引用:厚生労働省 e-ヘルスネット|快眠と生活習慣
睡眠の質を整えるよう意識する
すっきりとした目覚めには睡眠の質が欠かせません!
気持ちよく布団から出るために、睡眠の質をよくしていきましょう!
シンプルな方法ですが、健康的な食生活と適切な運動が睡眠の質を高める鍵になってきます。
簡単そうで難しいので、最初は習慣化するのは大変ですが、続けていくことを意識していきましょう。
睡眠の質を高めるポイントは、食事は就寝3時間前までに済ませ、暖かい飲み物で眠気を促しましょう。
お風呂はぬるめがおすすめですよ。
布団から出たくない心理に打ち勝つ裏技!心理面へのアプローチ


- 元気が出ない。
- どうしても布団から出たくない。
どれだけ工夫してもそんな気分になってしまうことがあるでしょう。
布団から出たくない心理に打ち勝つための裏技をまとめてみました!
ポジティブな感情やイメージを持つ
ネガティブな感情はストレスの原因となってしまいます。
布団から出られない原因の大部分がストレスにあるといえるでしょう。
そこで、布団から出たくない!そんな心に打ち勝つためにポジティブな感情を持つことをおすすめします。
どんな些細なことでもいいから前向きな感情を持ちましょう。
朝起きることへのストレスが少なくなるかもしれません。
起きる時間を強くイメージする
- 明日はこの時間に絶対起きる!
- 起きないと大変だ!
このように自分を半ば追い込むような形で起きる時間を強く意識するとスムーズに起きることができた。
そのような経験はみなさんにもあるのではないでしょうか。
気合を入れて起きた日は、一日中いい緊張感に包まれていていろいろなことを頑張れそう気がしてきます。
モヤモヤした感情を整理する
すっきりと目覚めたい日の前日はメンタルリセットを図るとよいでしょう。
- 頭の中にあるモヤモヤしたものを一度整理する。
- もしくは頭の片隅によけておく。
そうして、何も考えないまっさらな状態で眠りにつきます。
こんなことで眠れるのか、すっきり起きられるのか、疑問に思われるかもしれません。
モヤモヤを整理したり脇に避けたりするだけで意識の中心から逸れてくれます。
また不思議なことに、モヤモヤした感情というのは起きてみると多少なりとも軽くなっているものです。
案外心地のいい目覚めになりますよ。
スムーズに起きるメリットを考える
- 布団の中から出ずにグダグダしている自分。
- スムーズに起き上がり、やりたいことをこなした自分。
二人の自分を想像してみてください。
圧倒的にスムーズに起き上がれたほうが、気持ちのいい一日を送ることができそうですよね。
この他にも、スムーズに起きるメリットを考えてみるとすっきり起きられるでしょう。
勢いをつけて起き上がる
どうしてもやる気が出ない、元気が出ない、でも起きなければいけない。
そんな時は、3つ数えたら勢いよく起きる。
このような、単純なルールを自分の中に設けて勢いで起き上がるのも布団から出られない心理に打ち勝つために効果的です。
「いち、に、さん!」と頭の中でカウントして、さん!のタイミングでガバっと起きてしまいましょう。
一度起きてしまえばあとは何とかなります。
布団から出たくない心理まとめ
「布団から出たくない」の心理と対処法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
布団から出たくないと感じる背景には、心理的・身体的要因あり、生活習慣も大きく関わっていることが分かりました。
まずは
- 軽い運動習慣を取り入れる
- 食生活の見直し
- ストレスを溜めない
など、できることから始めていきましょう。



すっきりとした目覚めは、健康的で丁寧な生活の第一歩!
素敵なライフスタイルを身に着けたいですね。