卵焼きはお弁当には欠かせないおかずですが、朝の忙しい中で作るのは大変ですよね。
卵焼きを、前日の夜に詰めることができたら楽なのに、と思う人も多いのではないでしょうか?
この記事では、卵焼きを前日の夜に詰めるときの注意点や冷蔵庫保存のポイントについて解説しています。

お弁当にぴったりのレシピも紹介しているので、お弁当づくりのお役に立てたら嬉しいです。
お弁当を前日の夜に詰めるのに卵焼きも入れて大丈夫!


前日の夜に詰めるのに、卵焼きもお弁当に入れて大丈夫ですよ!



卵焼きを前日の夜に詰めるには、いくつかの工夫が必要になりますよ。
お弁当に卵焼きを前日の夜に詰める際に気を付けるポイントは、以下の3つが主なものです。
- お弁当用に前日の夜に詰める卵焼きの調理のコツ
- お弁当の卵焼きを前日の夜に詰める時の注意点と保存方法
- 前日の夜に詰めたお弁当を当日持って行くときの注意点



卵焼きを前日の夜に詰める際に、気を付けるポイントを詳しく解説していきますね。
お弁当用に前日の夜に詰める卵焼きの調理のコツ


お弁当用に前日の夜に詰める卵焼きの調理のコツ5つを解説していきます。
卵焼きの調理のコツ5つ
- しっかり均一に加熱
- 水分を少なくする工夫
- 味付けの工夫
- 卵は新鮮なものを使う
- 素手は避ける



卵焼きの調理は簡単なようで、パサパサになってしまったりと難しいですよね。
ほんのひと工夫で安全で美味しい卵焼きができるので、ぜひ読み進めてくださいね。
しっかり均一に加熱
お弁当に前日の夜に詰める卵焼きは均一に火が通るように、中までしっかり加熱しましょう。
とろっとした食感の半熟卵には、独特の美味しさがありますが、お弁当向きではないでしょう。
白身と黄身では、火の通る温度・完全に固まる温度が違うんですよね。
そのため卵液が均一に混ざっていないと、火が通っている所と通っていない所が出てしまう可能性がありますよ。



熱伝導率が高いアルミ製のフライパンなら、しっかり中まで火を通しやすくおすすめです!
味付けの工夫
お弁当に前日の夜に詰める卵焼きは、傷みを抑える調味料を使うなど味付けを工夫するのがおすすめです。
傷みを抑える味付けの仕方
- いつもより味付けを濃いめにする
- 浸透圧で卵焼きから水分が抜けやすくなる
- 砂糖より塩や醤油で味付けする
- 砂糖入りの卵焼きは傷みやすいので避ける
- マヨネーズやお酢を入れる
- お酢の抗菌作用で傷みにくくなる



マイルドタイプのマヨネーズは、卵焼きに入れるのにぴったりですね。
いつもより水分を少なくする工夫
お弁当に前日の夜に詰める卵焼きの水分は、少ない方が傷みにくくなりますよ。



水分量に配慮しながら、ふっくらだし巻き卵焼きを作る方法については、後ほど紹介しますね。
卵は新鮮なものを使う
お弁当に前日の夜に詰める卵焼きに使う卵は、特に新鮮なものを選ぶのがポイントです。
卵は、割る前より割った後の方が傷みが早いという特徴があります。
賞味期限内でも、保存状態によって鮮度は変わってくるので、色や臭いに違和感を感じたら使わない方が無難でしょう。



賞味期限の表示だけでなく、自分で鮮度を確かめることも必要ですね。
素手は避ける
お弁当に前日の夜に詰める卵焼きは、特に素手で触れないように気を付けましょう。
通常でも、調理後の食品に素手で触れることは避けた方がよいですが、前日に卵焼きを作ると食べるまでの時間が長いので特に注意する必要がありますよ。
手はどうしてもいろいろなものを触りますし、完全にきれいな状態を保つのは難しいですよね。
調理器具や卵焼きを保存する器も、清潔に保つことが大切になります。



調理後の卵焼きは、時間が経つほど細菌は増殖してしまう可能性があるので、取り扱いには注意ですね。
お弁当の卵焼きを前日の夜に詰める時の注意点と保存方法


お弁当の卵焼きを前日の夜に詰める時には、保存の注意点が主に4つあります。
注意点4つ
- 冬でも必ず冷蔵庫で保存する
- 粗熱をしっかり取る
- 空気に触れさせない
- 長期保存するなら冷凍保存
4つの注意点について詳しく解説していきますね。
冬でも必ず冷蔵庫で保存する
お弁当の卵焼きを前日の夜に詰めた後は、冬でも必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
いくら冬で寒さが厳しかったとしても、室内は暖房も使っていて案外暖かいことが多いですよね。
卵焼きは、傷みやすい食品なので、必ず冷蔵庫に入れての保存がおすすめになります。



冷蔵庫に入れて保存するときのポイントはこの後で、紹介していきますよ。
粗熱をしっかり取る
お弁当の卵焼きを前日の夜に詰める際は、しっかり粗熱を取ってから冷蔵庫に入れましょう。
前日に卵焼きを調理した後に、どのタイミングで冷蔵庫に入れたらよいのか迷いますよね。
20℃から40℃くらいの細菌が繁殖しやすい時間を、なるべく短くするのが重要ですよ。



手早く冷ましたいときは、風に当てながら保冷剤も使っていますよ。
空気に触れさせない
お弁当の前日の夜に詰める卵焼きは、空気に触れさせないようにし酸化を防ぎましょう。
卵焼きが酸化してしまうと、味が落ちるだけでなく傷みやすくなります。
空気に触れさせない工夫
- 卵焼きにピタッと密着させるようにラップで包む。
- タッパーなどの密閉できる容器に入れる。
- ジッパーバッグになるべく空気を抜いて入れる。



下のような小さめのタッパーがあると、卵焼きを入れるのに便利ですよ。
長期保存するなら冷凍保存
お弁当の前日の夜に詰める卵焼きを長期保存するなら、冷蔵庫保存より冷凍保存にすると安心です。
卵焼きの冷凍保存の手順
- 卵焼きを調理する。
- 卵焼きをアルミホイルで包む。
- 卵焼きが冷めたら、ちょうど良いサイズに切る。
- 一切れずつ、ラップに包む。
- ラップに包んだ卵焼きをフリーザーバッグに入れる。



冷凍してもふっくらだし入り卵焼きのレシピは、この後紹介するので読み進めてくださいね。
前日の夜に詰めたお弁当を当日持って行くときの注意点


前日の夜に詰めるお弁当を当日持って行くときの注意点は、主に4つあります。
当日の注意点4つ
- 冷たい状態で詰めてもOK
- 朝レンジなどで加熱するとより安心
- 保冷材・冷凍食品で冷たさをキープ
- 常温保存はなるべく避ける
どれも大事な注意点なので、ぜひ参考にしてくださいね。
冷たい状態で詰めてもOK
前日に作って冷蔵庫保存した卵焼きは、冷たいままお弁当に詰めてもOKですよ。
冷蔵庫で正しく保存されていれば、再度温めなくても1日程度は問題なくお弁当に入れられます。
卵焼きの安全性を高めるポイント
- 卵焼きの水気をキッチンペーパーでふき取る。
- 卵焼きの水分を少なくして細菌の繁殖を抑える。
- 仕切りやおかずカップを使って、他のおかずと触れないようにする。
- 他のおかずの水分が卵焼きに付くのを防ぐ。
- お弁当箱を開けて、冷気を逃がしてから蓋を閉める。
- お弁当箱内が蒸れるのを防ぐ。



お弁当に煮物を入れるときは、かつお節を入れて水気を吸わせると、卵焼きに汁気がつく予防になりますよ。
朝レンジなどで加熱するとより安心
当日の朝に卵焼きをレンジやフライパンなどで再度加熱すると、より安心してお弁当に持って行けます。
冷蔵庫で保存していた卵焼きを温めることで、細菌を減らすことができますよ。
低出力でじんわり温めていくことで、卵焼きの内部までしっかり加熱することができるのでパサパサすることもありません。



レンジ加熱前に、少量の水を吹きかけラップをふんわりかけると、しっとり感アップになりますね。
保冷材・冷凍食品で冷たさをキープ
卵焼きの入ったお弁当の安全性を高めるには、冷たさを保って持ち歩くことが大事ですよ。
お弁当を保冷バッグに入れると、冷たさをキープできるでしょう。
夏はもちろんのこと冬でも、エアコンの効いた室内は暖かいので、お弁当の温度管理には気を付けたいですね。



小さめの保冷バッグは、お弁当を入れるのに便利でおすすめです。
常温保存はなるべく避ける
前日の夜に作った卵焼きの常温保存は、傷む原因になるので避けましょう。
保存の温度が高いと、数時間の内に味や色・臭いに変化が生じて傷んでしまい食中毒の危険が高まります。
卵は栄養価が高いだけに、細菌が繁殖しやすいので注意が必要になります。



私はしまい忘れを防ぐために、タイマーをセットするようにしています!
卵焼き以外のお弁当のおかずで前日の夜に詰めるのがOKなもの


卵焼き以外のお弁当のおかずで前日の夜に詰めるのがOKなもの主な3つについて、紹介していきますね。
前日の夜に詰めるのがOKな卵焼き以外のおかず主な3つ
- しっかり加熱したウインナーなどの加工品
- 加熱済みの水分が少ないおかず
- ご飯はなるべく当日朝がおすすめ
それぞれについて、詳しく解説していきますね。
しっかり加熱したウインナーなどの加工品
しっかり加熱したウインナーなどの加工品も、前日の夜に詰められますよ。
ウインナーは卵焼きに並んでお弁当の定番のおかずですが、前日の夜に詰めるにはいくつか注意点があります。
ウインナーを前日の夜に詰める際の注意点
- ウインナーは、内部までしっかり加熱
- 冷蔵庫保存するときは、容器に密閉
- 当日の朝に再加熱するとより安心
当日の朝に再加熱することで細菌を減らせるので、より傷みにくくなりますよ。



かまぼこやハムも、しっかり加熱後に冷ませば前日の夜に詰めることができますよ。
加熱済みの水分が少ないおかず
水分の少ないおかずであれば、お弁当に前日の夜に詰めることができますよ。
前日の夜に詰めるおすすめおかず
- 茹でて水気をしっかりきったブロッコリー
- 塩ゆでした枝豆
- 煮汁をきった味が濃いめの煮物
- シソのせ煮込みハンバーグ
いずれも加熱をしっかり行い、水気を切る、味をいつもより濃いめにするのがポイントです。
防腐効果のある食材も積極的に使っていきましょう。
防腐効果のある食材主な5つ
- わさび
- 梅干し
- しょうが
- シソ
- カレー粉
防腐効果のある食材は、風味づけにも役立つのでいつもの料理にワンポイント加えることにも役立ちますね。
ご飯はなるべく当日朝がおすすめ
ご飯は、前日の夜に詰めることもできますが、やっぱりおすすめは当日の朝ですよ。
ご飯は、前日に他のおかずと一緒にお弁当に詰めると、べちゃっとなったり冷蔵庫で乾燥したりしてしまうのです。
前日に詰めてもご飯の美味しさを保つコツ
- 水分を多めにして炊く
- もち米を混ぜて炊く
- 炊き込みご飯やチャーハンにする
炊き込みご飯やチャーハンの具材は、傷みやすいものは避けるようにすると安心です。



お弁当箱の中で蒸れないように、ご飯を一度お皿に出して冷ますと良いですね!
前日の夜に詰めるお弁当の卵焼きのおすすめレシピ


前日の夜に詰めるお弁当の卵焼きのおすすめレシピを紹介していきますね。
- 冷凍保存してもふっくらだし入り卵焼き
- かにかま入り色鮮やか卵焼き
- 栄養たっぷりほうれん草の卵焼き
冷凍保存してもふっくらだし入り卵焼き
材料
- 卵:3個
- 大葉4~5枚
- 調味料
- マヨネーズ:大さじ1.5
- 白だし:大さじ1.5
- みりん:大さじ1.5
- 片栗粉:小さじ1
作り方
- 大葉を洗って水気をふき取り、細切りにする。
- 卵・マヨネーズ・白だし・みりん・片栗粉をボウルに入れて混ぜ卵液を作る。
- 卵焼き器に油をしき、1/3ずつ卵液を入れてフライ返しで巻いていく。
片栗粉は小さじ1の水で溶いてから入れると、よりダマになりにくくなります。
また、少し濃いめの味付けにすると水分も抜けて、より傷みにくくなりますよ。
かにかま入り色鮮やか卵焼き
材料
- 卵:3個
- かにかま:3個
- 調味料
- 砂糖:小さじ1.5
- みりん:小さじ1.5
- マヨネーズ:小さじ1
- めんつゆ:小さじ2
作り方
- かにかまをみじん切りにする。
- 卵と調味料をボウルに入れて混ぜて卵液を作る。
- 卵焼き器に油をしき、卵液を1/3入れてかにかまをのせフライ返しで手前に巻く。
- 残りの卵液を1/3ずつ入れ、フライ返しで巻いていく。
栄養たっぷりほうれん草の卵焼き
材料
- 卵:3個
- ほうれん草:1束
- しょうゆ:適量
- 調味料
- しょうゆ:小さじ1.5
- 砂糖:小さじ1.5
- みりん:小さじ1.5
- 酢:小さじ1/3
作り方
- ほうれん草を茹でて、固く絞り短めに切りしょうゆを混ぜる。
- ボウルに卵と調味料を入れて混ぜてから、ほうれん草を入れ卵液を作る。
- 卵焼き機に油をひき、卵液を1/3ずつ入れフライ返しで手前に巻いていく。
【まとめ】お弁当は前日の夜に詰める卵焼きで時短に!



卵焼きを前日の夜に詰めることができたら、当日の朝に余裕ができて嬉しいですよね。
この記事では、卵焼きを前日の夜に詰めるときの注意点や冷蔵庫保存について解説しましたよ。
お弁当に卵焼きを前日の夜に詰めるのに、気を付けるポイントは以下の3つが主なものです。
気を付けるポイント3つ
- 調理のコツ
- 卵は新鮮なものを使い、しっかり加熱して味付けを工夫する。
- 保存方法
- 粗熱をしっかりとって冷蔵庫・冷凍庫で保存する。
- 持って行くときの注意点
- 朝レンジで再加熱し、保冷剤や冷凍食品で冷たさをキープする。
お弁当に前日の夜詰めるのにおすすめの卵焼きレシピも紹介しました。



黄色が鮮やかでお弁当に卵焼きは欠かせませんよね。
ポイントをおさえて、安全に卵焼きを前日の夜に詰めて時短に役立ててくださいね。